寒さと知覚過敏
こんにちは。
秋はいつ来たの?という勢いで急激に冷え込んできました。長かった残暑から、緩やかな変化のないままいきなり冬に突入してしまったような日々ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
そんな中、今日は寒さと歯のお話をしたいと思います。
寒くなってくると、歯が痛む、そんな経験ある方いらっしゃいますでしょうか。
むし歯ではない歯であっても、歯に冷気や冷水、あるいは歯ブラシなどの刺激が加わった時に「ヒヤッ」とするような瞬間的な痛みを感じることがあります。
これは、象牙質知覚過敏症の可能性が高いと考えられます。
健康的な歯の表面はエナメル質という、人体の中で一番硬いといわれる素材によって覆われています。その素材の内側に存在するのが象牙質です。
外部からの刺激が露出した象牙質に加わり、歯の内部の神経に伝わるために知覚過敏が起こると言われています。
知覚過敏になる原因と言われているのは、
①不適切な歯みがき力の入れすぎ、硬すぎる歯ブラシ、長すぎる歯みがき時間、研磨剤の多く入った歯みがき剤の使用
②歯周病による歯肉退縮
これは、歯周病の進行により歯肉が下がり、エナメル質に覆われていない歯根が露出することによって起こります。
③歯ぎしりや歯を食いしばる癖
噛んだ時に強い負担がかかり、長い年月の経過とともにエナメル質が割れたり、はがれたりすることによって起こります。
元々の噛み合わせや歯並びが原因になることもありますが、歯ブラシの改善や、必要に応じたクリーニングを行うことで、症状が治る方もいます。
思い当たる方がいらっしゃいましたら、是非当院にいらしてください。
046-263-9363
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遠藤歯科医院 西岡